出演

Pandit Birju Maharaj

ビルジュー・マハーラージ

パドマ・ヴィブーシャン・パンディト・ビルジュー・マハーラージ
宮廷舞踊家一族・カールカー・ビンダーディーン流派 第7代家元

生い立ち

1938年2月7日生まれ。宮廷舞踊家の父を持ち、幼少期は何不自由のない生活を送っていました。しかし8歳の時インド独立によりビルジューの生活は激変(藩王支配の時代から民主主義の時代に移った)。10歳で父親が逝去。宝石類を売り払ってムンバイに渡り、叔父にカタックを習いました。その後、13歳でデリーに移り、カタックを教え始めました。自転車で移動しながら家々の戸を叩き、生徒を募りました。

15歳で芸術学校の教職を得たビルジュー・マハーラージは、天賦の才能を活かし、新しい時代に合った斬新で革新的なアイディアをカタックに取り込み、舞台芸術として開花させました。26歳でサンギート・ナータク・アカデミー賞(インド国立音楽演劇協会賞)、1986年パドマ・ヴィブーシャン(インド勲二等)を受章するほか、数多くの賞を受賞しています。2013年には、米国サンフランシスコ民族舞踊祭特別功労賞、インド映画賞最優秀振付賞を受賞しました。

ビルジュ—・マハーラージは、舞踊家、パーカッショニスト、作曲家、作詞家、歌手、指導者…全能の芸術家として、インド国民から広く愛されています。


Saswati Sen

Saswati Sen

シャーシュワティー・セーン

シャーシュワティー・セーンは、ナヴァ・ラサ(愛情、怒り、悲しみ、恐怖、驚き、勇敢さ、嫌悪、笑い、平安の9つの表現)を瞬時に、深く表現し分けることができる稀有な舞踊家だ。

コルカタ出身。幼少より、伝説の女性舞踊家レーバー・ヴィディヤールティーに師事。国立舞踊学校カタック・ケーンドラに、国費奨学生として入学以来、43年以上ビルジュー・マハーラージに師事。1977年、サタジット・レイ監督の「The Chess Players(チェスをする人)」に出演。2003年、グラミー賞にノミネートされたオランダ人音楽家ルイ・バンクとの国際共同制作「ロミオ&ジュリエット」主演・振付。翌年、サンギート・ナータク・アカデミー賞受賞。指導力も高く評価されており、年間を通じて国内外のワークショップに招聘されている。


Deepak Maharaj

Deepak Maharaj

ディーパク・マハーラージ

ビルジュ―・マハーラージの次男。幼少よりビルジュ―・マハーラージに師事。9歳から舞台に立ち、父親と共に、インド国内はもちろん、数多くの海外公演に参加。父親譲りの卓越したリズムセンスと力強く正確なフットワークに加え、選ばれたもののみが持つオーラが観客を狂喜させる。観る人全てを魅了する若手中堅ダンサーである。


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Mahua Shankar

マフアー・シャンカル

アーティストの両親を持ち、幼少よりビルジュ―・マハーラージに師事。ボリウッド映画「Gadar」、「Devdas」に出演。古典的な美しさと独特な存在感に、映画監督から是非、女優としてスクリーンに出て欲しいと熱望されたが、マハーラージが断ったという経緯がある。2013年現在、将来を嘱望される女性トップダンサーとして、最年少である。


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Masako Sato

佐藤雅子

フラメンコ等を経て1995年渡印、カタック・ケーンドラに入学。1997年よりビルジュ―・マハーラージに直接師事。舞踊団団員として数多くの公演に参加。1999年よりインド政府国費奨学生。2005年に帰国、翌年みやびカタックダンスアカデミーを設立、後進の指導に情熱を注ぐ。国内・海外公演多数。新宿芸術家協会会員。
miyabi-kathak.com‎


Nalini-Toshniwal

Nalini Toshniwal

ナリニ・トシュニワル

11歳よりマナク・ダット・ジョドプリ師のもとでカタックを習い始める。学生時代にはインド全国の若手舞踊家を集めたコンクールでカタック舞踊最優秀賞を受賞。チャンディーガル大学からVISHARADといわれるカタックの修士号を取得。1990年、インドのアジメールにて「ルチカ」を設立し、現在は1992年に日本に移住して以来大阪、神戸を中心に運営されている。名古屋、神戸、和歌山、富山、札幌、西宮、そして大阪と日本の様々な場所、及び英国のレスターでカタックの演技を披露している。彼女のダンスパフォーマンスは日本の国営放送であるNHKでも放映された。CIDユネスコ国際ダンス議会のメンバー。
Ruchika Indian Dance Academy‎


Utpal Ghoshal

Utpal Ghoshal

ウトゥパル・ゴーシャル

タブラ奏者。ビルジュ―・マハーラージの国内外のツアーに多数同行。クリアーな音を持ち味とする。


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Chandrachur Bhattacharjee

チャンドラチュール・バタチャルジー

シタール奏者。コルカタ在住。ビルジュ―・マハーラージの海外ツアーには常に同行している。演奏の他、楽曲制作にも定評がある。